ご挨拶
greeting
皆様こんにちは。ヴァイオリン講師の柳田茄那子です。
私は、2歳2ヶ月よりスズキメソード才能教育にてヴァイオリンを始め、小学生の時に受けた全日本学生音楽コンクールの優勝をきっかけに本格的に音楽専門の道に入りました。
12歳でオーケストラとソリストデビューの後、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学、そして、同大学に進学しましたが入学から1年経った頃、偉大なるヴァイオリニスト ジョルジュ・パウク教授にお声をかけて頂き、イギリスの英国王立音楽院（Royal Academy of Music）へ留学を決断しました。
言語や文化の異なる英国でインターナショナルな音楽仲間に囲まれ、素晴らしいご指導のもと、音楽の精神と西洋音楽の本質を深く学んだ経験は、何ものにも変え難い貴重な時間でした。そして、その期間に学んだ事は、１人で練習室にこもってできる事ではない感動のある刺激と芸術的変化をもたらしてくれました。
西洋音楽は、日本で言われる演歌や童謡のように自国の人々のルーツになっているものです。残念ながら、日本人の歴史的背景にクラシック音楽的要素はありません。そのためなかなか体に取り込むことが難しい世界でもあります。しかしながら、早い時期のアプローチと的確なコーチングにより感性の変化をもたらすことができます。
例えば、子供が毎日お母様やお父様の話し方を聞いていれば何となく雰囲気の似た喋り方になるのと同じように、早期に耳や目から取り込む情報は、ルーティーンワークにより必ず何らか外側に変化をもたらすのです。
また他言語を聞くことによって音を捉える耳の感覚にも変化が生まれます。
この東銀座ヴァイオリンスクールでは、子供から大人まで年齢を問わず五感に働きかける音楽教育にフォーカスし、演奏技術と共に感覚や感性も磨いてよりレベルアップした演奏家になって頂くことを目指しております。それは、私がクラシック音楽家として成長過程に得た最も重要な要素であり、人の心に伝わる演奏を可能にするためのポイントとなる部分です。生徒様それぞれのレベルに合う形で、丁寧にレッスンをご提供いたします。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
プロフィール
profile
柳田茄那子
Kanako Yanagida, violin
2歳2ヶ月より才能教育スズキ・メソードにてヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2009年に東京芸術大学音楽学部に入学。
2010年に渡英し、2014年英国王立音楽院音楽学部を1st Classで卒業。その後同大学院に進学し、2016年マスターを最優秀で卒業、RAM Diplomaを授与される。
過去、11歳で第55回全日本学生音楽コンクール小学生の部東京大会第1位。2004年第58回全日本学生音楽コンクール東京大会中学生の部第2位。
英国湖水地方音楽祭、ロンドンマスタークラスに参加。2008年東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校の代表に選出され、第4回国立音楽大学附属音楽高等学校による招待演奏会にて演奏。
2009年第78回日本音楽コンクールヴァイオリン部門入選。東京藝術大学1年在学中に福島育英会より2010年度『福島賞』を受賞。2010年9月英国王立音楽院音楽学部にスカラシップを得て留学。
在籍中にJ.Water House Award、DM Lloyd Awardなど多数受賞。室内楽ではEagle Trioのメンバーとして活動。
在英中、セナートハウス、ケンブリッシ・マスターズロッジ等、英国内でコンサート活動を行う。2013年ロイヤルアカデミーオーケストラと共演。
また学内では、 マキシム・ヴェンゲーロフ、ニン・フェン、Owen Trio他の公開マスタークラスを受講。2015年ケンブリッジインターナショナルストリングアカデミーに参加しロドニー・フレンド、堀米ゆず子他に指導を受ける。
2017年4月に銀座王子ホールにて帰国記念リサイタルを開催し好評を得る。また同年11月東京芸術劇場にて東京ニューシティ管弦楽団定期公演にソリスト共演他、過去東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団他と共演。
2018年9月よりサントリー室内楽アカデミーのフェローに選ばれ、TRIO MUSICAのメンバーとして活動。
2021年7月、東銀座バイオリンスクール開校。同年8月、日本音楽財団よりストラディバリウス『Samazeuilhサマズィユ』の貸与を受ける。公益社団法人日本演奏連盟会員。
これまでに、小川有紀子、山崎貴子、ジェラール・プーレ、オレグ・クリサ、澤和樹、ジョルシュ・パウク各氏に師事、室内楽をジョー・コール、マイケル・デュセク他に師事。
オフィシャルホームページ：kanakoyanagida.com
